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症状
- ・感染後、平均1~2ヶ月で、陰毛の痒みとして自覚することが多いです。
- ・陰毛に限らず肛門周囲・腋毛・胸毛・太もも・すね毛、さらにはまつ毛や眉毛に至るまで感染します。
- ・まつ毛に寄生したときは、眼脂(目やに)のように見えることもあります。
- ・稀ではありますが、頭髪にも感染します。
- ・肌着に黒色点状の染み(毛じらみの排泄する血糞による)が見られます。
痒みの強さは人により様々ですので、数匹しか感染していないときでも、強く訴える方もおられますし、多くの毛じらみがいるときでも全く痒みが出ない人もいます。ちなみに、痒くなる原因は毛じらみの唾液に対するアレルギー反応と推定されております。
酷くなるとどうなる?
- ・湿疹・カブレ・細菌性の二次感染が起こりえます。
- ・皮膚に色素の沈着を作ることがあります。
痒みが強くなりすぎてしまい、掻いた刺激により湿疹や細菌性の感染症を併発する可能性があります。また、長期に感染が及んだ場合は、毛じらみの刺咬により皮膚の深いところに(真皮深層)ヘモジデリンが沈着し青灰色の斑点を作ることがあります。
感染経路
- ・ほとんどは、性行為などの陰毛の直接接触による感染です。
- ・家族内(夫婦・親子)でも感染します。
- ・毛布・寝具・タオル等を介しての間接的な感染もあり。
毛じらみは陰毛から離れて、長くても48時間くらいしか生存していません。一日で歩ける範囲は10cm程度と狭いため、感染経路としては性行為が主となります。
毛じらみってどんな虫?
- ・人間の毛の部分に寄生し、血液を栄養とするシラミです。
- ・基本、人にのみ寄生し、人の血液のみ吸血します。
- ・褐色を帯びた白色をしており、1mm前後の大きさで、円形に近い姿をしています。
- ・はさみを持った蟹のような足をしています。
- ・卵を毛の根元近くに産み、7日後くらいに孵化します。
- ・成虫になるまでは卵から約3~4週間です。
- ・成虫は3~4週間生存し、成虫になってから1~2日後卵を産み始めます。
- ・その間30~40個の卵を産みます。
卵は毛の基部に産みつけ、セメント様物質で接着されているため、手で剥がそうとしても困難です。卵の表面は光沢があり、灰色~白色で、卵円形です。毛に斜めに付き一本の毛に何個も産み付けます。成虫は肉眼でも目視可能ですが、数が少ないと分かりづらいこともあります。人に寄生するシラミの仲間として他に、頭ジラミとコロモジラミがいますが、これらは性行為では基本うつりません。
治療方法
- ・剃毛(感染部全ての毛)
- ・毛じらみを殺すシャンプー(卵には効きません)
- ・衣服や寝具などはドライクリーニング・アイロン・乾燥機などで熱処理
- ・家族内でも感染しますので、家族一斉に治療することが望ましいです。
全ての毛を剃ることが最も簡単な方法ですが、陰毛だけでなく、周囲の毛や腋毛・胸毛・眉毛・まつ毛・頭髪等に感染していることもあり、実際は困難なことも多いです。シャンプーは生きている虫には効果がありますが、卵には無効なため、シャンプー治療後(治療期間は2~3週間)必ず虫がいないことを専門の医師に診断をしてもらいましょう。卵は抜け殻になってもセメント様物質により、毛に固着しています。この残った卵を見て残存していると判断してしまうこともあります。必ず顕微鏡等で卵の中に生きている虫がいないかどうか診断してもらって下さい。
どんな時疑ったほうがいいの?
- ・疑わしい性行為があって1~2ヶ月経って、陰毛やその周囲の痒みがある時。
- ・自分は痒みが無くても、家族内で痒みを訴え、虫や卵らしきものを確認した時。
- ・1~2ヶ月以内に性行為があった相手が毛じらみに感染した時。
- ・一度治癒したと思っていたが、治療後痒みが再燃した時。
自分では、肉眼で虫が見えることもあれば、卵らしきもののみで判定が付けられないこともあります。また、陰毛以外の感染部は自分ではなかなか分からず、治療が不十分となることも多々あります。できる限り診断を受けていただいたほうが良いでしょう。また、治癒したか否かも、必ず受診して確認してください。
また、毛じらみは他の感染症と同時に感染していることが多く、HIV・梅毒・B型肝炎・クラミジアなどの検査も受けていただくことをおすすめします。
費用
当院では、
[ 初 診 ]
1) 毛じらみの検査
2) 治療薬処方
↓
[ 再 診 ]
1) 毛じらみの消失有無
2) 卵の中の幼虫等残存の有無:顕微鏡検査等
一連全て含めて10,500円となります。

