山の手クリニック 性病について

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薬の種類

マクロライド系薬またはキノロン系薬のうち、抗菌力のあるもの、あるいはテトラサイクリン系薬を投薬する。
その他ペニシリン系薬やセフェム系薬、アミノグリコシト系薬などは、クラミジアの陰性化率が低いため、治療薬とはならない。

投与方法

a)経口

1)アジスロマイシン
1日 1,000mg×1 1日間(尿道炎/推奨レベルA、子宮頸管炎/妊婦・非妊婦:推奨レベルA)
2)アジスロマイシン
1日 2g×1 1日間(尿道炎/推奨レベルA、子宮頸管炎/妊婦・非妊婦:推奨レベルB)
3)クラリスロマイシン
1日 200mg×2 7日間(尿道炎/推奨レベルB、子宮頸管炎/非妊婦:推奨レベルA、妊婦:推奨レベルB)
4)ミノサシクリン
1日 100mg×2 7日間(尿道炎/推奨レベルB、子宮頸管炎/非妊婦:推奨レベルD[保険適用外])
5)ドキシサイクリン
1日 100mg×2 7日間(尿道炎/推奨レベルA、子宮頸管炎/非妊婦:推奨レベルD[保険適用外])
6)レボフロキサシン
1日 500mg×1 7日間尿道炎/推奨レベルB、子宮頸管炎/非妊婦:推奨レベルB)
7)トスフロキサシン
1日 150mg×2 7日間(尿道炎/推奨レベルB、子宮頸管炎/非妊婦:推奨レベルD)
8)シタフロキサシン
1日 100mg×2 7日間(子宮頸管炎/非妊婦:推奨レベルB)

※なお、4)~8)は妊婦に投与しないのが原則である。

b)注射
劇症症例においては、ミノサイクリン100mg×2 点滴投与3~5日間 その後内服にかえてもよい。

c)治癒の判定
投薬開始2週間後の核酸増幅法か、EIA法などを用いて病原体の陰転化の確認による。
血清抗体検査では治癒判定はできない。
確実な服薬が行われないための不完全治癒の可能性も少なくないので、治療後2~3週間目にクラミジアの病原検査を行い、治癒を確認することが望ましい。

d)予後(追跡)
確実な薬剤の服用とパートナーの同時治療があれば、再発はないと考えられる。

パートナーの治療

感染者の治療にあたっては、パートナーのクラミジア感染について検索し、クラミジア感染陽性例では、必ず治療を行うべきである。
特に、男性パートナーでは、無症状であっても膿尿を認める場合には、クラミジア感染陽性である可能性が高い。
さらに、膿尿を認めない場合でも、クラミジア感染陽性が2割程度認められる。
無症候性感染に対する治療を徹底する意味から、パートナー間のトラブルにより検査前に治療を要する場合にも、治療の妥当性はある。

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