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尿道(膣)炎としてのマイコプラズマ/ウレアプラズマ

マイコプラズマ/ウレアプラズマとは?

  • ・尿道(膣)炎の原因菌として有名なのは淋菌・クラミジアの二つです。
  • ・淋菌は尿道炎全体の40%に過ぎません。
  • ・それ以外の尿道炎は非淋菌性尿道炎と呼ばれます。
  • ・このうち、50%がクラミジア(全体の30%)ですが、残りはマイコプラズマ/ウレアプラズマなどが関与していることが分かっています。

どんな症状?

  • ・男性も女性も、クラミジアと同様とされています。
  • ・潜伏期1~5週間。
  • ・比較的症状は軽く、軽い痛み・痒み、尿道からの膿を認めることもあります。
  • ・女性は、子宮頚部の炎症、オリモノの異常、痒みなどです。
  • ・ただし、クラミジアと同様に症状が全く自覚しないこともありえます。

治療は?

  • ・一般的には適切な抗生剤の内服。
  • ・治療期間は10日~2週間ほどです。
  • ・一回の治療での治癒率90~99%。

検査の方法は?

  • ・男性は尿検査です。
  • ・女性は子宮頚部の粘膜を擦って採取します。
  • ・PCRというDNA法を用いて検査します。
  • ・1週間ほどで結果報告可能。

気づかないで放置してしまうとどうなる?

  • ・男性でしたら、精巣上体・前立腺といった臓器に進行し、炎症・不妊症を引き起こしたり、尿道の狭窄に繋がるとされております。
  • ・女性では、子宮頚部の炎症・骨盤内感染(卵巣・子宮・卵管など)へ進行する可能性があります。
  • ・さらに、クラミジアと同様不妊症・腹膜炎等に進行するとされています。

尿道炎と言われて抗生剤の治療をしたが、検査でもクラミジア・淋菌陰性で、症状が尿道の違和感などが続く・・・原因は?

  • ・可能性としてはマイコプラズマやウレアプラズマ等の感染症が残存。
  • ・トリコモナスなどの虫が尿道に感染している。
  • ・クラミジアや菌は抗生剤により消失したが、慢性の前立腺炎になってしまった。

などが、考えられます。いずれの場合も尿の検査は必要です。尿検査で明らかな感染が消失(トリコモナス培養・マイコプラズマ/ウレアプラズマPCR法なども行う)していれば、前立腺炎の可能性が高くなります。なお、なかなか治らない尿道炎の時は、クラミジアが5%、マイコプラズマが19%、ウレアプラズマが4%原因とされております。

見つかったらパートナーに知らせるべき?

性行為により相手に感染させてしまいますので、同時に加療する必要があります。

肺炎などのマイコプラズマと一緒?

マイコプラズマ属という大きく分けた分類の中では同じカテゴリーに入りますが、肺炎の原因菌のMycoplasma pneumoniaというタイプであり、尿道炎は引き起こしません。
尿道炎を起こすのはMycoplasma hominisis、Mycoplasma genitaliumなどが可能性として考えられております。ちなみにUreaplasmaはparuvum/urealiticumの二種です。

検査費用は?

マイコプラズマ(2種)/ウレアプラズマ(2種)検査・診察・検査報告など込みで16,000円(税抜)です。


近年この2種の菌の存在が尿道炎の原因菌として注目されております。症状が無くとも、感染していることも考えられるため感染機会があった時は、マイコプラズマ・ウレアプラズマの検査を施行することをお勧めします。また、なかなか治らない軽い尿道炎様症状が続いている方も調べる価値はあります。

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